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会 員 募 集

 現代の高度の発展しつつある情報社会において,統計科学の研究とその応用分野の重要性は著しく拡大しています。いろいろな分野で作成されているさまざまな形のマルチメディア・データベースを有効利用する際,データ科学としての統計的データ解析は,学術研究の分野は言うに及ばず社会一般にも幅広く利用されています。統計科学が現代社会の維持発展のために果たしている役割には計り知れないものがあります。
 欧米において計算機統計学が提唱され,計算機による統計解析ならびに統計ソフトウェア・パッケージの研究開発が新しい統計科学研究の一つの大きな原動力となっています。最近では,商業用のプログラム・パッケージも数多く出現してきており,これらは,計算機統計学の重要な社会的貢献として評価されるべきものと思われます。
 ひるがえって,国内の現状を眺めますと,統計科学研究者とソフトウェアの研究開発者との連帯協力はまだ十分とは言えません。お互いの研究成果の交流も限られた範囲に留まっていて,未だにその成果を十分に活用していないのが実状のように思われます。
 そこで我々は,この両者が密接に連絡をとり共同研究開発をすることによって統計的方法論とそのソフトウェアの基礎ならびに応用研究を精力的に行う学会が必要と考え,日本計算機統計学会を設立いたしました。
 つきましては,統計科学ならびに情報処理関係の研究者,技術者,学識経験者,およびこの分野に関心を持つ学生の方々のご参加と,企業・公共団体等のご協力のもとに,計算機統計学のより一層の進歩・発展が達成されますよう,積極的なご支援と入会をお願いいたします。
 
日本計算機統計学会
  1. 本会は,日本計算機統計学会(Japanese Society of Computational Statistics)と称し,統計科学および計算機システムの研究,開発,応用にたずさわる者の協力および国際研究交流を通じて,わが国における計算機統計学の進歩・発展を図ることを目的とします。
     
  2. 本会では次のような事業を行っています。
     
    1. 会誌(和文誌,欧文誌)および会報の刊行
    2. 研究報告会および学術的会合の開催
    3. 学会賞の授与
    4. そのほかの本会の目的を達成するための事業
       
  3. 本会の会員は正会員, 学生会員および賛助会員により構成されています。正会員とは本会の趣旨に賛同して入会した個人をいい,学生会員は本会の趣旨に賛同して入会した大学院博士課程までの学生個人をいい, 賛助会員は本会の事業に賛同する団体をいいます。
     
  4. 会費は次の通りです。
     
    正 会 員  入会金  1.000円   年会費  7,000円
    学 生 会 員  入会金  1.000円   年会費  4,000円
    賛助会員  入会金  不 要   年会費  30,000円(1口)
平成12年1月1日改訂

入会案内(PDF,400K)